1 .社会認識力と実践的教育力を育成
社会科教員には社会についての幅広い認識と、それを児童・生徒に伝え、よりよい社会についてともに考えていく実践力が不可欠です。文献・各種資料(史料)、奈良県の豊かな自然と歴史環境を活かしたフィールドワーク、闊達な議論を通して、理論と実践の両面から、社会認識力と実践的教育力を培います。
社会科教員には社会についての幅広い認識と、それを児童・生徒に伝え、よりよい社会についてともに考えていく実践力が不可欠です。文献・各種資料(史料)、奈良県の豊かな自然と歴史環境を活かしたフィールドワーク、闊達な議論を通して、理論と実践の両面から、社会認識力と実践的教育力を培います。
小学校、中学校(社会)、高等学校(地理歴史・公民)の免許を取得することができます。
小学校教員でも高い専門性に裏付けられた教科指導力はつよみです。
ゼミでの学びと卒業論文研究では、少人数ならではの懇切な指導と深い学びが可能です。
ゼミでは専門分野の文献講読などを通じて、それぞれの分野の研究の成果と方法を学び、それを活かして自分の選んだテーマについて深く掘り下げ、卒業論文をまとめます。
社会科を構成する広範な諸学問を通じて人間と社会について学び、その成果を次世代に伝えるための社会科教育学を学ぶことで、多領域にわたる社会科教育に対応できる教員としての資質を養います。
MON | TUE | WED | THU | FRI | 集中講義 | |
1・2時限 | 政治学 | 教育実習・事前指導 | 諸学への誘いA | |||
3・4時限 | 社会学 | 教育実習・事前指導 | 博物館展示論 | |||
5・6時限 |
地理学研究I |
中等教科教育法III(社会・地歴) | 博物館教育論 | 地理学野外実験 | ||
7・8時限 | 地理学実験 | 倫理学 | 山間地教育入門 | |||
9・10時限 | 地理学実験 | 地域文化論 | 博物館資料保存論 | 教育実習I(初等) |
3回生前期の一例
奈良教育大学のよさのひとつは、キャンパス周辺が豊かな文化資源に彩られていること!
近くの奈良市立飛鳥公民館と連携して、小学生とその保護者を対象にした地蔵盆めぐりイベントを企画・実施し、教材を作成。地元の方々と交流しながら、地域の文化資源を活かした教育を実践的に学びます。
地図で地域の変化を見たり、ハザードマップの読み方を学んだりします。写真は「被災地としての神戸に学ぶフィールドワーク」。また、学生が作った地理学習動画を大学のYouTubeチャンネルで公開しています。
東大寺や鹿など、奈良の文化財・歴史遺産を社会学の視点から考察し、問いを立て解決に向けて探究します。
国政や地方自治の課題を考えたり、ならまちをフィールドワークして都市計画のあり方を考えたりします。
安楽死の是非や脳死と臓器移植の関係性などについて生命倫理学の視点から考察します。
日本史概説I・II/地理学概論/地誌学概論/社会学概論/政治学/経済学/西洋史/法学/社会科教育研究I~IV/日本史研究I~IV/西洋史研究I~IV/地理学研究I~IV/法学・政治学研究I~IV/経済学・社会学研究I~IV/哲学概論/倫理学概論/哲学・倫理学研究I~IV
授業の詳細はシラバスからご覧いただけます。「教育学部 シラバス」から科目名を検索のうえ、ご覧ください。
社会科教育専修では、高校までに学んだ社会科の分野がさらに細かくなり、より専門的な知識を身につけることができます。それだけでなく、その専門的な知識をどのように教えるかについても学ぶことができます。奈良教育大学には将来、教員になりたいと考えている学生が多く在籍しています。そのため、大学で得た知識を学校の授業でどう活用できるか、分かりやすく伝えるためにはどうすればよいかについて日々考えています。さらに、教員免許の取得だけではなく、必須ではありませんが資格等も取得する学生が多いです。私の場合は、学芸員やへき地教育ティーチャー、ESDティーチャーを取得しています。取得したい資格に応じた科目を適宜履修します。
また、奈良教育大学の周辺には東大寺や奈良町などの歴史的な建造物や街並みが多数あり、実際にそれらを訪れることがよくあります。フィールドワークを通して地域を理解する力が身につき、社会科をより有意義に学ぶことができます。みなさんもぜひ、奈良教育大学で風情ある地域を活用した社会科教育の理論と方法を学びませんか。
2021年度作成(※所属や内容は作成当時のものです。)
・〔初等教育履修分野〕小学校教諭一種 等
・〔中等教育履修分野〕中学校教諭一種(社会) 等
年度によって若干のばらつきがありますが、小・中・高の教員が70%、企業・公務員が20%、大学院進学が10%となっています。
教員の研究内容や研究室などについて、広報誌等で紹介した記事をご覧ください。※所属および記事の内容は、作成当時のものです。
教員の研究内容をもっと知りたい方は、下記表の教員氏名をクリックし、教員個人ページ内の「研究シーズ」をご覧ください。また、「研究シーズ」一覧からもご覧いただけます。「研究シーズ」とは教員の研究内容をA4一枚にまとめたものです。(WEBからお読みいただけます)
奈良教育大学 大学教員「研究シーズ」一覧はこちら
分野 | 職名 | 氏名 | 研究テーマ |
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社会科教育専修 | |||
社会科教育 | 准教授 | 澁谷 友和 | 初等社会科における未来洞察型の授業開発研究 |
社会科教育 | 特任講師 | 森川 与志夫 | 後期中等教育における多文化共生の教育実践の研究 |
法学 | 准教授 | 奥田 喜道 | スイス憲法を中心とした比較憲法 |
歴史学 | 教授 | 今 正秀 | 日本古代・中世史(平安時代を中心に) |
歴史学 | 教授 | 西田 慎 | ドイツ現代史(特に戦後史)、ドイツ政治史 |
地理学 | 准教授 | 河本 大地 | 地域の多様性を生かした社会づくり |
社会学 | 教授 | 渡邉 伸一 | 環境と文化の歴史社会学的研究(奈良を中心に) |
哲学・倫理学 | 准教授 | 梶尾 悠史 | フッサール研究に基づく知覚経験の現象学的分析 |
経済学 | 特任教授 | 森 伸宏 | 金融論および産業組織論 |