寧楽秋季講座「土器遺物から日本古代史は読めるか」(三辻利一名誉教授) |
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内容 |
1950年、文化財保護法が制定されて以来、遺跡の発掘は大学ではなく、行政(教育委員会)が中心となって進められて来ました。その結果、膨大な量の土器遺物が発掘され、各地の教育委員会が保管しています。一方、日本の近代考古学の開祖といわれる京都大学の浜田耕作は考古学は過去を再現する歴史研究の学問分野であると定義しています。そうであれば、土器遺物から過去を読み取る方法論を開発しなければなりません。私は奈良教育大学に奉職した30年余、土器遺物から過去を再現するための方法論の開発研究を進めて来ました。その結果、考古科学的方法論として「須恵器産地推定法」が提示されました。この方法論を使って、全国各地の古墳から陶邑産の須恵器を検出しました。陶邑(現・堺市)は、大和政権の墳墓群である古市古墳群と百舌鳥古墳群に隣接したところにあります。ここで、古墳での祭祀道具である須恵器を大量に生産し全国各地の古墳へ供給したのです。 |
日時 |
11月16日(土) 13時30分~15時 |
場所 |
※ 来場者用駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。 |
対象 | 県内教職関係者・学生生徒・一般の方 |
講師 |
三辻 利一 本学名誉教授 |
受講料/定員 |
受講料 無料 定 員 70名 |
申込方法/期間 |
申込不要 当日直接会場にお越しください。 |
お問い合わせ/ お申込み先 |
奈良教育大学 総務企画課国際交流・地域連携担当 〒630-8528 奈良市高畑町 TEL 0742-27-9108 FAX 0742-27-9141 E-mai soumuka |