奈良教育大学「ESD・SDGsセンター」キックオフイベント 設立セレモニー ご挨拶 大学紹介

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 本日は、奈良教育大学「ESD・SDGsセンター」キックオフイベントに多数お集まりいただき、加えてライブ配信にも多数のご視聴をいただき、心より感謝申し上げます。

 また、国連事務総長特別顧問であり、元国連大使の高須幸雄様には、大変ご多忙の中、奈良までお越しいただきました。記念講演を拝聴できること、大変嬉しく、心より御礼申し上げます。
さらに、文部科学省国際統括官・日本ユネスコ国内委員会事務総長の岡村直子様には、ビデオメッセージでお祝辞をいただいております。ありがとうございます。

 さて、ちょうど1年前の今ごろ、本学にありました「次世代教員養成センター」を改編し、「ESD・SDGsセンター」を新設するために、関係教員、関係事務職員総出で、連日、夜を徹して計画・立案に取り組んでおりました。その結果、文部科学省から「教育研究組織改革」として認められ、皆で祝杯を挙げずに・・・・、喜び合ったことが思い出されます。

 私自身のことになりますが、「ESD」という言葉を初めて知ったのは、15年ほど前になりますが、本学の小さな会議室で、今は亡き、本学名誉教授の田渕五十生先生が「これからの教育はESDだ」と熱く語ってくださった時でした。それは、今もESDのバイブルになっている、国立教育政策研究所教育課程開発センターが発刊した、「学校における持続可能な発展のための教育(ESD)に関する研究」のメンバーとして、田渕先生がご活躍され始めた頃のことです。

 それ以後、本学は2007年に全国初のユネスコスクールに認定され、奈良の地にある本学が、かねてより行ってきた「文化遺産教育」を核に、奈良市や奈良県との連携、近畿地区における「近畿ESDコンソーシアム」、そして全国で展開している「ESDティーチャープログラム」というように、本学から、同心円的に全国へとESDの推進を拡げていきました。
 こうした取組に対し、様々な方々や諸機関が協力、支援してくださっていること、そして何より、全国の子どもたちが「持続可能な社会づくり」のために学習や活動に取り組んでくれていることは、私たちにとって大きな勇気となり、これらの結実として本センターが開設できたものと認識しています。ここにあらためて皆様に深く感謝申し上げます。

 教育は、その成果が表れるまでに時間がかかるものではありますが、そうしている間にも、新型コロナウイルス、ウクライナ戦争など、世界の人々の幸福を持続不可能にする事象が表れてきております。また同時に、SDGs達成のための2030年は、どんどんと近づいてきております。
 こうした中、今日は、このESD・SDGsセンターのキックオフではありますが、高須様のご講演を基調とし、あらためてESDの取組を再加速していくための日となることを、心から願ってやみません。

 私たち奈良教育大学は、この4月に法人統合いたしました奈良女子大学とともに、今後は世界のESDをも牽引し、地球規模でSDGsの達成に貢献できる人材育成・研究を推進できるよう、このセンターを世界的な拠点「ナショナルセンター」として目指していきたいと考えております。

 皆様、どうかこのESD・SDGsセンターをご活用くださり、また、皆様のために、さらに高い機能が発揮できるよう、これからもご指導・ご鞭撻の程、お願い申し上げます。そして、ともに手を携え合って持続可能な社会の実現に向けて、歩んで、いや、少し急ぎ足で進んで参りましょう。

 本日は、本当にありがとうございました。

 

令和4年6月26日
国立大学法人 奈良国立大学機構 奈良教育大学
学長   宮 下 俊 也